アメリカンフットボール部 グリーンホーネッツ春季東京大会

4月21日(日) 10時キックオフ

都立戸山グリーンホーネッツ VS 足立学園ワイルドベアーズ

@佼成学園グラウンド

 

秋大会で先輩が抜け、われらがグリーンホーネッツは存続の危機にさらされていました。アメフトは11人でプレーするスポーツ。 1, 2年生を合わせてもそれに足りず、大会に単独出場できない人数になってしまったのです。

 

それから、彼らの勧誘の日々が始まりました。

 

学年をひとつ進めた4月21日、佼成学園グラウンド。総勢13人でフィールドに立つ、グリーンホーネッツの姿がありました。必死の勧誘活動のかいあって、単独出場にこぎつけたのです。

 

「向こうはオフェンスかディフェンスしかできないんだ。お前らはどっちもできる。こんなチャンスは滅多にないぞ。この状況を楽しめ!」と、顧問の松本先生が檄を飛ばします。

 

対する足立学園の、挨拶の列が長いこと。ざっと、50人はいるでしょうか。明らかに不利な状況の中、キックオフのホイッスルが鳴り響きました。

 

ようやくこぎつけた出場です。人数では負けていても、一人ひとりの気持ちは負けていません。0-7で迎えた2ndクォーター、ついに皆の気持ちがひとつになりました。

 

クォーター開始直後、#75岩渕が体格を活かしてボールを押し込みフレッシュを取ると、その勢いを受け#9高瀬から#27砂押へのロングパスが成功! そのまま砂押がエンドゾーンまで走り切り、気迫のタッチダウンを奪いました。続くトライフォーポイントでは、果敢にプレーを選択。高瀬から#28塚本へのパスが成功し、見事8-7と逆転劇をやってのけたのです。会場は、感動と興奮の渦に包まれました。

 

その後もいいプレーがたくさんあったものの、追加得点はならず。8-42で試合終了を迎えました。大差での敗北にも関わらず、すがすがしい表情の選手たち。松本先生の言葉どおり、すべてを出し切って楽しんだ証でしょう。

 

先輩の勇姿を見て、応援に来ていた仮入部中の1年生の心にも、アツい火が灯ったに違いありません。きっと秋には、多くの新人を迎えた新生グリーンホーネッツが大暴れしてくれる。そんな予感を抱かせてくれた、とてもとてもアツい1日でした。

 

※投稿記事作成:PC担当保護者一同

【3年保護者 堀込】