第105回全国高等学校野球選手権大会 東東京大会2回戦 結果報告

第105回全国高等学校野球選手権大会 東東京大会2回戦 結果報告

 

 2023年7月12日(水)、都営駒沢球場にて、東東京大会初戦となる学習院高校戦が行われました。一つ勝てば、その後は神宮球場で試合ができるとあり、この一戦は是非とも勝利したいところです。

 

 戸山先攻で試合開始。1回表は3番打者がヒットで出塁しますが、後続が倒れ無得点。その裏は三者凡退に抑え無難な立ち上がりを見せます。

 続く2回表の戸山の攻撃、5番打者の四球、6番打者のバントヒットでノーアウト1、2塁のチャンス。そこからダブルスチール、パスボールで1点を先制します。さらに2アウト3塁から9番打者が四球で出塁します。ここで1塁ランナーが相手守備を惑わし、1、2塁間に挟まれている間に3塁ランナーが生還し2点目を追加しました。先制した上に、追加点を得ることができました。その裏の学習院の攻撃では3本のヒットを打たれましたが、センターを守る3年生の矢のようなバックホームで2点目を防ぎ、1失点で抑えました。

 2対1、戸山リードで迎えた5回表の攻撃、3番打者の四球の後、送りバントと相手投手のボークの後、5番打者の四球で1アウト1、3塁。ここでも戦略的な走塁を仕掛け、守備側が1塁ランナーに気を取られている隙に、3塁ランナーが生還。練習で磨いてきた積極走塁を発揮し、3対1とリードを広げました。5回裏の学習院の攻撃は先頭打者を四球で歩かせた後、2アウト3塁となり、パスボールで1失点しました。

 5回終了時点で3対2と優位にゲームを進めてきましたが、6回裏に4与四球、2エラー、さらにタイムリーヒットを打たれ大量5失点。8回裏にも1失点し、万事休す。3対8で試合終了。戸山高校硬式野球部の今年の夏が終わりました。

 

 試合序盤はリードする展開で練習の成果を遺憾なく発揮できていました。今年のチームは3年生が5名で、新チーム発足時は「若さ」が目立つ状況でしたが、この1年間で選手個々の技術、チーム力が格段に成長していることを実感できた非常に良い試合でした。

 

 勝利を信じ、暑いなか、球場に駆けつけてくださった学校関係者、OBそして保護者の皆さま、熱い応援ありがとうございました。またスタンドに来られなかった在校生の皆さんにも沢山のエールをいただきました。改めて感謝申し上げます。

 

 3年生5名はこの試合で引退となります。お世話になりました監督、顧問の先生方、OBそして関係者の皆様、本当にありがとうございました。

 

 3年生はコロナ禍で入学しており、1、2年生の頃は制限の中での部活動を強いられました。このような厳しい状況の中で3年間、野球を続けてこられたことは今後の人生での大きな自信となるでしょう。また、制限を受けた分、より一層野球ができる幸せを実感できたと思います。戸山高校硬式野球部で得られた貴重な経験を財産に新たな一歩を踏み出してほしいと思います。

 

 翌日からは1・2年生の新チームが秋季大会に向けて始動します。前チームの3年生の人数が少なかった分、新チームの1・2年生は多くの経験を積んでいます。この経験を活かして、さらに強い戸山高校硬式野球部となるよう頑張って下さい。大いに期待しています。

 

 今後とも戸山高校硬式野球部に温かい応援を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

 

 ≪試合結果≫

     1 2 3 4 5 6 7 8 9 計

 戸 山 0 2 0 0 1 0 0 0 0 3

 学習院 0 1 0 0 1 5 0 1 x 8

 

【3年保護者 前山】