第104回全国高等学校野球選手権大会 東東京大会3回戦 結果報告

  7月17日(日)、都営駒沢球場にて、東東京大会3回戦となる共栄学園高校戦が行われました。6年ぶりの夏の大会勝利の次戦ということもあり、相手も初戦を突破してきたチームであることに加え、「2020年東西東京都高校野球大会」においてはシード校であった強豪校です。

 

 1回表、共栄学園の先頭打者の内野ゴロが内野安打となり出塁。このランナーを進められ、先取点を先制されます。

 その後、何とか1点に抑え、1回裏、戸山の攻撃に入ります。先頭打者が四球を選び、このランナーを送りバントや内野ゴロで進め、相手投手のワイルドピッチにより、すぐさま同点に追いつきます。

 相手から見ると、1回表に大量点を奪えず、すぐさま同点に追いつかれ、その後もヒットを打たれる等、楽観的に考えていたものが払拭されたのかもしれません。その後小刻みではありますが追加点を重ね、3回表には4番打者にスリーランホームラン、4回表には9番打者にソロホームランを被弾する等、大技小技を絡め、攻撃を続けてきます。

 

 3回裏、戸山は2つの死球により、ランナー1・2塁のチャンスを得ますが、攻撃が続かず無失点。その後も立ち直った相手投手から、なかなかヒットを打つことができません。

 

 5回表から、戸山はエースナンバーにピッチャーをスイッチし、防戦に努め、6回表は無失点に抑えます。その間、果敢に攻撃を試みますが、相手投手の術中にはまり、フライを打ちあげてしまう等、なかなか流れを持ってこられないまま、7回表に入ります。

 

 7回表、相手は四球や連続ヒットにより、ランナーが溜まった後、9番打者がスリーベースを放つ等、大量5点を献上してしまいます。7回裏、戸山は反撃を試みるも、3人で打ち取られ、大会規定によるコールドゲーム成立によりゲームセットとなりました。私立強豪校の力を見せつけられた瞬間でもありましたが、初回の攻防は遜色なく、普段通りの戦い方が出来たと思います。

 

 勝利を信じ、暑いなか、球場に駆けつけてくださった学校関係者、OBそして保護者の皆さま、熱い応援ありがとうございました。またスタンドに来られなかった在校生の皆さんにも沢山のエールをいただきました。改めて感謝申し上げます。

 

 3年生8名はこの試合で引退となります。お世話になりました監督、顧問の先生方、OBそして関係者の皆様、本当にありがとうございました。

 

 3年生は入学当初からコロナ禍での部活動が続き、不完全燃焼の気持ちもあったかとは思いますが、6年ぶりに夏の大会(公式戦)1勝を挙げた矜持を胸に、また戸山高校硬式野球部で得られた経験を財産に新たな一歩を踏み出してほしいと思います。

 

 翌日からは1・2年生の新チームが秋季大会に向けて始動します。

 今後とも戸山高校硬式野球部に温かい応援を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

 

≪試合結果≫ 7回コールドゲーム

     1 2 3 4 5 6 7 8 9 計

共栄学園 1 1 3 1 1 0 5       12

戸  山 1 0 0 0 0 0 0         1

 

 【3年保護者 野上】